鋼管切断について
- 鋼管切断について
基本的な使用方法などは、キールカッターN450型、N600型等の、水道管切断の場合と同じ使用方法となり、キールカッターN450E型(電柱切断機)の場合も同様の使用方法となります。
但し、切り込み量については、鋼管の硬度により調整が必要となります。
管の厚みが厚い場合などは、数mmづつ、数回に分けて切断を行う必要があります。
数回に分けての切断の場合の、一回の切り込み量は、硬度などの状態によりかわりますが 5~10mm程度となります。
- 刃物について
水道管や電柱の切断に使用するダイヤモンドブレードでは切断は行えません。
鋼管の切断の場合、「HSサイドカッター」を使用した切断となります。
機種や管の厚み等により、下記の表より刃物の選択が必要です。
使用機種 | 使用できる刃物「HSサイドカッター」 |
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キールカッターN450 |
125×4.2 140×4.2 |
キールカッターN450E型(電柱切断機) |
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キールカッターN600LRC |
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キールカッターN2600 |
200×4.2 |
それぞれ、「使用機種」「使用刃物」により、下記のように切断深さが異なります。
HSサイドカッター 125×4.2を使用の場合
使用機種 | 切断深さ |
---|---|
キールカッターN450 |
19.9mm |
キールカッターN450E型(電柱切断機) |
19.9mm |
キールカッターN600LRC |
16.5mm |
HSサイドカッター 140×4.2を使用の場合
使用機種 | 切断深さ |
---|---|
キールカッターN450 |
27.4mm |
キールカッターN450E型(電柱切断機) |
27.4mm |
キールカッターN600LRC |
24mm |
HSサイドカッター 200×4.2
使用機種 | 切断深さ |
---|---|
キールカッターN2600 |
42mm |
鋼管 SGP200A(φ216.3×t10.3)の切断加工動画
鋼管切断についての注意事項
- 鋼管は水道用鋳鉄管と、管(パイプ)の外径サイズが異なる場合、ガイドリングを特注サイズで製作する必要があります。
- 鋼管には様々な硬さのパイプが存在する為、切断刃のライフや切削状態が異なります。又、切削が行えない場合もございます。
- 鋼管切断時は、火花が発生する為、引火する可能性がある場合は、使用しないで下さい。
- ダイヤモンドブレードでは、鋼管の切断は行えません。
- 鋼管については、溝切加工及び、面取加工は行えません。
- サイドカッターでの加工時、注水が必要となります。
- キールカッターN450、N600など水道管切断用の機種では、パイプは横置き状態の切断が基本となります。
- ステンレスの切断は行えません。
- サイドカッターは研磨が必要となります。切断時、途中で止まったり、火花が多く出るなど、切れ味が悪くなった場合、研磨が必要です。
※サイドカッターの状態によっては、研磨不能となる場合もございます。 - パイプの厚さにより、数周させ切断を行う必要があります。